小豆島がサステナブルな観光地として、国際認証「シルバーアワード」を受賞しました!

更新日:2024年10月18日

 小豆島観光協会、土庄町、小豆島町の三者共同で、持続可能な観光の国際的な認証機関である「グリーン・デスティネーションズ」※¹(以下GD)の審査を受け、愛媛県大洲市と並び、四国で初めてシルバーアワードを受賞しました。
なお、本受賞は、国内では、2024年に岩手県釜石市がゴールドアワード、2023年に北海道ニセコ町のシルバーアワードに続く快挙であり、土庄町と小豆島町の2つの自治体での受賞は、国内初となります。
※¹グリーン・デスティネーションズとは、持続可能な観光の国際認証団体のひとつで、オランダに拠点を置く非営利団体です。
 

グリーン・デスティネーションズアワードとは

「グリーン・デスティネーションズアワード(以下、「GDアワード」は、GDが、持続可能な観光の国際基準を基づき、より良い地域づくりに取り組んでいる地域を毎年選出しています。持続可能な観光に関する84項目のうち、気候変動への適応や文化・伝統の保護、観光地管理など、全項目の60%以上取得でブロンズアワード、70%以上の取得でシルバーアワード、80%以上取得でゴールドアワード、90%以上取得でプラチナアワード、100%がGDの認証が得られます。
 今回の審査では、小豆島は78%達成で、ゴールドアワードまであと一歩でした。
 

出典:グリーン・デスティネーションズ・ジャパン

評価された取り組み

 2024年1月に策定された小豆島観光ビジョンでは、ブロンズ賞の取得を目標に掲げておりましたが、小豆島は特に力を注いできた「文化と伝統」と「社会福祉」分野における持続可能な取り組みが高く評価された結果、シルバーアワードを受賞することができました。
 当町では、国指定の特別天然記念物である宝生院のシンパクについて、関係機関等と協働しながら保存と活用を進めていくため、保存計画書を策定しました。令和4年に、本計画書は、文化庁長官認定を受けました。

特別天然記念物「宝生院のシンパク」の保存活用事業について
 また、社会福祉部門では、小豆島・豊島の魅力や地域資源を掘り起こすとともに、町民の協力を得ながら地域が抱える様々な課題を発見・分析し、持続可能な地域づくりに向けての解決策を検討するといった域学連携交流事業を進めております。

土庄町域学連携交流事業

改善すべき課題

 反対に、「自然と景観の保全」および「事業者との連携強化」が必要課題として見えてきました。自然保全に向けた取組や町内事業者に対し、持続可能な観光の事業者向け認証制度の取得を奨励していくなど、引き続き、小豆島観光協会と小豆島町と連携を図りながら、持続可能な観光地としてステップアップを目指してまいります。

受賞により期待される効果

 今回の受賞により、グリーン・デスティネーションズ公式サイトでの紹介や、受賞を証明するロゴマークを活用したPRが可能となり、世界的に注目の高まるサステナブルツーリズムの先進地としての国際的知名度向上のほか、関連する国の補助事業を優先的に活用できることなども期待されます。

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商工観光課

〒761-4192
香川県小豆郡土庄町淵崎甲1400番地2
電話番号:0879-62-7004 ファックス:0879-64-6105

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