古紙に出してはいけない・リサイクルできない紙類について

更新日:2022年06月22日

古紙に出してはいけない・リサイクルできない紙類について

日本では1年間(2021年)で約2,300万トンの紙を消費しており、これを日本人1人当たりに換算すると約185kgの消費となります。この消費量は世界でもトップクラスです。

このうち約80%がリサイクルとして回収されており、世界主要国の古紙回収率(2020年)の世界合計約60%と比較すると高い水準を保てています。

古紙回収量・古紙消費量・古紙輸出量は2008年のリーマンショック後、電子化の影響も受け紙消費量は減少に転じており、古紙回収量も減少傾向にあります。

古紙回収量、古紙消費量、古紙輸出量

資料:経済産業省生産動態統計年報・月報、財務省貿易統計

また、日本からの余剰古紙輸出について、環境保護を目的に中国が古紙輸入停止を段階的に実施。2021年には日本からの輸出量がほぼゼロとなり、日本は東南アジア各国への古紙輸出が加速しております。日本からの古紙輸出

資料:財務省貿易統計

東南アジア各国は輸入古紙の異物混入に対する規制を強化しており、日本国内での古紙品質の維持・向上が重要な課題となっています。

そこで私たちは古紙に出してはいけない・リサイクルできない紙類を適切に分別することが必要となっています。

古紙に出してはいけない・リサイクルできない紙類(PDFファイル:586.4KB)

「分ければ資源・混ぜればごみ」という言葉があるように、つかう責任の中には分ける責任もついています。一人一人が意識することで資源の有効利用やごみの減量化は可能です。持続可能な社会に向けてご協力をよろしくお願いします。