食品ロスに関する取り組みについて
「食品ロス」とは、食べることができたのに廃棄された食品のことです。日本では、年間約464万トン(環境省)もの食品が捨てられているといわれており、そのうち約半分が家庭から出されています。
また、食品ロスを国民一人当たりに換算すると、年間約37kg、1日おにぎり1個分(約102グラム)の食品が毎日捨てられていることになります。皆さんの力で食品ロスを減らしましょう。
令和7年度土庄町フードドライブにご協力ありがとうございました。
町では、令和7年10月1日(水曜)から10月31日(金曜)にフードドライブを実施しました。
フードドライブとは、家庭で余った食べ物や、企業や商店で包装の印字ミスや賞味期限が近付いた等の理由で、品質にはなんら問題のないにも関わらず廃棄されてしまう食品を学校や職場などに持ち寄り、それらを取りまとめて支援を必要としている地域の福祉団体や施設などに集まった食品を寄付する活動のことです。
令和7年度にご協力いただいた食品は、土庄町放課後子ども教室など支援を求めている方や団体などへお届けさせていただきます。

食品ロス実態調査
令和6年度に土庄町内の家庭から出た1年間の食品ロスの量はなんと学校の25mプール3杯分!
令和6年度に町では公益財団法人香川県環境保全公社の補助金を活用し、食品ロス実態調査を実施しました。
調査方法は家庭系一般廃棄物(燃えるごみ)約600kgを次のように分別しました。
1.食品廃棄物とそれ以外に分ける。
2.分けた食品廃棄物を直接廃棄(100%、50%以上、50%未満)と食べ残しに更に分ける。
3.食品廃棄物の直接廃棄されたものを消費期限・賞味期限内外で分ける。
※町内を都市部(集合住宅地)、都市部(戸建て住宅地)、農村部、漁村部、農村漁村複合部の5地区にそれぞれ分け、地区ごとに分析しました。
その結果、土庄町の食品ロス割合は36.6%と非常に高い割合を占め、改善する必要があるということが分かりました。
この割合から推計すると、土庄町では、年間約1,224トンの食品ロスが家庭から発生していることになります。
※令和6年度の可燃ごみ収集量約3,345トンを参考。
これは、例えて言うなら、学校の25mプール(縦25m×幅15m×深さ1m)およそ3杯分に当たる量です。
みなさんの家庭で食べ残しや消費・賞味期限切れで捨ててしまう食品に心当たりはありませんか?

調査の様子
〇ご家庭等余った食料品等のご相談について
土庄町では食品ロス削減強化月間である10月にフードドライブ事業を実施しています。
町が実施するフードドライブ実施期間以外に、フードドライブで集めている食品以外のものもご寄付いただける場合は、次の関係団体にご相談ください。
土庄町社会福祉協議会(0879-62-2700)
子どもカフェ「ポコ ア ポコ」(0879-62-8112)
町内の新たな取り組みについて
『「もったいない」を「ありがとう」に』を掲げ、廃棄される運命にある食品を回収して再活用するフードドライブ活動と、その食品を貧困な子育て家庭に提供するフードバンク活動をしているNPO法人子どもたちの未来を応援するオアシス丸亀を通じて、土庄町内でもフードドライブ・フードバンクに取り組みます。
フードバンクとは、企業や農家から寄付された食品を、必要とする人や団体に寄付する活動のことです。
具体的な取り組みとしては、「地元に新しいつながりを。」をスローガンとして小豆島内に2店舗あるマルナカ新土庄店・マルナカ内海店でフードドライブを実施しております。集まった食品については一般社団法人小豆島子ども・若者支援機構を通じて土庄町内の子ども食堂等で有効に活用されています。
令和5年度フードドライブ実績 27kg ※令和5年11月~令和6年2月
「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」について
平成28年10月に食品ロスの削減などを目的として「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」が設立されました。
この協議会では、「おいしい食べ物を適量で残さず食べきる運動」の趣旨に賛同する地方公共団体が会員となり、食品ロスについての啓発活動や関係団体への要請活動などを行っています。町も、この協議会に参画しており、食品ロスの削減を呼び掛けています。
今後ともごみの減量化施策の推進にご理解とご協力をお願いします。
ぼくも、わたしも食品ロス減らし隊!!
啓発チラシ 下記リンクをご覧ください。
この記事に関するお問い合わせ先
住民環境課
〒761-4192
香川県小豆郡土庄町淵崎甲1400番地2
電話番号:0879-62-7010 ファックス:0879-64-6105
メールフォームによるお問い合わせ
















更新日:2025年11月21日