社会資本総合整備計画【宅地耐震化推進事業】について

　宅地耐震化推進事業とは、大地震が発生した場合に、大きな被害が生ずる恐れのある大規模盛土造成地において、変動予測調査（大規模盛土造成地の位置や規模、滑動崩落の危険性についての調査）を行い、住民への情報提供等を図るとともに、滑動崩落防止工事の実施により耐震性を向上させることを目的とした事業です。

　大規模盛土造成地マップの公表は、大規模盛土造成地が身近に存在するものであることを知っていただき、防災意識を高めていただくことを目的としており、大規模盛土造成地マップに示されている盛土造成地が直ちに危険性があることを示唆しているものではありません。

　町では、平成25年度に香川県が実施した「大規模盛土造成地変動予測調査」によって抽出された7箇所の造成地において、早期に第二次スクリーニングを実施すべき優先度の高い2箇所について、簡易地盤調査を実施し、簡易安定計算をすることにより宅地の詳細な評価を行い報告書を作成するとともに、他の5箇所と併せて経過観察手法の検討を行うものとします。

　この結果をもって、本町における宅地耐震化推進事業（変動予測調査）は完了となります。

　今後は、抽出された箇所について、定期的な経過観察を行い、状況把握をしていきます。

　町が宅地耐震化推進事業を実施する場合には、国から交付金（社会資本整備総合交付金）を受けることができます。
　社会資本整備総合交付金により事業を実施しようとする場合には、社会資本総合整備計画を作成し、国土交通大臣に提出する必要があります。