高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種の定期接種について

更新日:2024年04月01日

肺炎球菌とワクチンについて

〇肺炎は日本の死亡原因の第5位であり、成人の肺炎の約2~3割は、肺炎球菌という細 

 菌により引き起こされるとの報告があります。

〇肺炎球菌は、このほかにも、血液の中に細菌が回ってしまう敗血症(はいけつしょ 

 う)などの重い感染症の原因になることがあります。

〇肺炎球菌による感染症に対して、すべての肺炎が防げるわけではありませんが、有 

 効性・安全性が確認されているワクチンがあります。

定期接種の対象と使用するワクチン

■対象となる方 ※定期接種は次の1.2.3のいずれかで生涯を通して1回のみとなります

1.65歳の方 注意 定期接種の機会は65歳の1年間です。定期接種の対象となる方 

         で、接種を希望する方は、接種の機会を逸することがないようご  

         注意ください。

2.60~64歳で

  心臓や腎臓、呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方

3.60~64歳で

  ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可

  能な方

 

■定期接種で使用するワクチン

23価肺炎球菌ワクチン 注意:過去に23価肺炎球菌ワクチン〔一般名:23価肺炎球菌 

              莢膜ポリサッカライドワクチン、商品名:ニューモバッ

              クスNP〕の接種を受けたことがある方は定期接種の対象  

              となりません。

案内文書・予診票の発送について

65歳の誕生日の翌月に案内文書・予防接種予診票をお届けします。

接種方法など詳しくは、お送りする案内文書をご覧ください。