小豆島パワースポット

更新日:2020年03月02日

宝生院の真柏

太く大きな幹で、地上1メートルほどのところで、三方に分かれている大木の真柏の写真

国指定特別天然記念物(昭和30年8月認定)で日本最大の真柏は、小豆島八十八ヶ所霊場のひとつ、第五十四番札所宝生院の境内にあります。根元の周囲は16.6メートル、樹高約20メートル。地上1メートルほどのところで三方に分かれて支幹を出し、樹勢も旺盛です。応神天皇のお手植えによるものと伝えられ、樹齢は1,500年以上と推定されます。真柏のそばに行くと、風と戯れ、光と話ができそうな幻想的な雰囲気を感じるパワースポットです。

重岩(かさねいわ)

山の上に大きな岩が重ねて積まれているかさね岩の写真

「天からパワーが降り注ぐ」注目のパワースポットです。小豆島には大坂城築城の際に切り出した石切丁場20ヵ所以上あり、その丁場跡が現在も保存されています。小豆島の西端にある「小瀬の丁場」もそのひとつです。山を登っていくと(けっこうたいへん!)どうやってこんな大きな岩を重ねて置いたのだろう…?と壮大で不思議な光景が飛び込んできます。かさね岩から眺める景色は絶景!眼下には瀬戸内海が広がり、広い空と太陽のやさしい光に包まれると、自然の生命のパワーをもらって、心身ともにリフレッシュできます。

「重岩(かさねいわ)」案内図は下記リンクをご覧ください。

訪れた方の感想

樹木の間の長い石段が上の方へと長く続いている、かさね岩への道の写真

先日、瀬戸内海に浮かぶ小豆島へ行った。
土庄町小瀬地区にある重岩不動小瀬石鎚神社の駐車場へ到着。車から降りてびっくり、深い樹木の間を縫うように、長い石段が上へと延びている。

出迎え道を189段ほど登ると、左におれてまた石段。胸の鼓動は高鳴るが、頭上はもちろん、周囲を遮るものが無いせいか気持ちがいい。さらに220段はあっただろうか、重岩不動に着いた。思いのほか苦にならなかったのが不思議だ。眼下にはマッチ箱のような小瀬の集落、目を転じた先には瀬戸大橋も望めた。

重岩不動に合掌して出発。ここからは様相が一変。整備された石段ではなく、丈の低い松林の中の急峻な山道、鎖場が続く。踏み違えると、滑りやすい斜面から転がりそうだ。一歩一歩、足場を確認しながら慎重に登る。

やがて、視野が開け尾根に出た。右手を見ると、所々に茶色の岩が露出する山並み、左手には瀬戸内の島々が一望できた。そして、正面が重岩だ。

切り立った崖の端に、鏡餅のように大きな岩が、今にもゴロンと落ちそうな格好でドカっと居座っている。これぞまさしく小瀬石鎚神社のご神体だ。恐る恐る身をのりだしてみると、半分以上宙に浮いているようだ。

誰かが意図的に積んだのか。それとも周囲が風化して偶然残ったものなのかは不明だが、愛媛と高知の県境近くに、鋭く尖った山容を見せる霊峰石鎚山にも似ている。まさにご神体にふさわしい気がした。

さらに不思議なのは、重岩の前にたたずむと、体中で感じる言い知れぬ石のパワー。ひょっとしたら、駅の階段を上がるのでさえ苦手なのに、400段以上の石段と、急峻な山道をなんとなく登ってしまったのも、重岩のパワーが引き寄せたのかもしれない。

高松に向かう船の左手では、海を眺めるモアイ像のような重岩が見送っていた。

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